いろかたちに注目する鉄道車両図鑑

JR北海道/東日本キハ141系

JR北海道/東日本キハ141系

《最終更新》 2020.10.10

1.概要

キハ141系はJR北海道が1990年から製造した一般形気動車である。50系51形客車を種車として、1エンジン車のキハ141形14両、2エンジン車のキハ142形15両、高出力エンジンを搭載したキハ143形11両、付随車であるキサハ144形4両が札沼線に投入された。

2012年の札沼線電化開業以降は、キハ143形の2両編成5本が室蘭本線に転用された。その他は廃車となり、うち4両(キハ142-201、キハ143-155、キサハ144-101・103)はJR東日本が購入し、各種改造のうえ2014年から「SL銀河」の客車として使用されている。


2.外観の特徴

2.1.車体構造の差異

種車に由来する差異が存在する。

◆前期形
1979年までに製造された51形客車を種車としたキハ141-6・12・13、キハ142-2・14、キサハ144-101~103が該当する。小型の戸袋窓が特徴である。


◆後期形
1980年以降に製造された51形客車を種車としたキハ141-1~5・7~11・14、キハ142-1・3~13・201、キハ143-101~104・151~157・キサハ144-151が該当する。前期形と比較して戸袋窓が拡大されている。


2.2.改造による差異

◆冷房化改造
キハ143形とキサハ144形はキハ143形は1995年から1996年にかけて、キサハ144形は2001年に冷房化改造が施された。N-AU26冷房装置が屋根上に設置された。


◆整風板
1996年頃からキハ143-104に前面ガラスへの着雪を防ぐ整風板が試験的に設置された。全車に波及することなく、のちに撤去された。


2.3.塗装の差異

旧北海道色
キハ141形とキハ142形の落成時の塗装。ライトグレーをベースに窓の上下に萌黄色、窓下に青帯である。


旧北海道色(初期)
キハ141-1、キハ142-1の落成時の塗装。ライトグレーをベースに窓の上下に萌黄色、窓下に青帯である。前面帯が短いことが特徴であった。


新北海道色
キハ143形、キサハ144形の落成時の塗装。ライトグレーをベースに窓下に萌黄色、窓の上下に青帯である。のちにキハ141形とキハ142形もこの塗装に変更された。


BBQ色
2004年にバーベキュー列車に充当されたキハ141-12、キハ142-12の塗装。車体全体が黒色である。


銀河色
JR東日本の「SL銀河」の塗装。星空をイメージした外観で、各車両ごとに青色から紺色に色合いの異なる塗装が施されている。


3. 特徴マトリックス図

 
 
 
旧北海道色
旧北海道色(初期)
新北海道色
BBQ色
銀河色
前期形   後期形     
冷房
冷房
整風板  
冷房
 
A01 B01  
B02  
A11 A12 B11 B12 B21 B22  
A21 B31  
A22 B32  

4.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

5.各バリエーション解説

A01 前期形/旧北海道色

キハ141-6・12・13、キハ142-2・14の落成時の姿。のちに塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A11 前期形/新北海道色

キハ141-6・12・13、キハ142-2・14の塗装変更後の姿。また、キサハ144-101~103の落成時の姿。後者は2001年に冷房化改造が施され、前者は2012年に廃車されたことで、この姿は消滅した。

苗穂運転所 キハ141-6
苗穂運転所 キハ141-6
撮影場所 札幌駅   撮影日 2009.08.12
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A12 前期形/新北海道色 [冷房]

キサハ144-101~103の冷房化改造後の姿。2012年に廃車または売却により、この姿は消滅した。

苗穂運転所 キハ144-103
苗穂運転所 キハ144-103
撮影場所 札幌駅   撮影日 2009.08.12
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A21 前期形/BBQ色

2004年にバーベキュー列車に充当されたキハ141-12の姿。運行終了後に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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A22 前期形/銀河色 [冷房]

「SL銀河」に使用されるキサハ144-701・702の姿。現在もこの姿で使用されている。

盛岡車両センター キサハ144-702
盛岡車両センター キサハ144-702
撮影場所 日詰駅   撮影日 2015.08.30
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B01 後期形/旧北海道色

キハ141-2~5・7~11・14、キハ142-3~13・201の落成時の姿。のちに塗装が変更され、この姿は消滅した。

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B02 後期形/旧北海道色(初期)

キハ141-1、キハ142-2の落成時の姿。前面帯が短いことが特徴であった。のちに塗装が変更され、この姿は消滅した。

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B11 後期形/新北海道色

キハ141-1~5・7~11・14、キハ142-1・3~13・201の塗装変更後の姿。また、キハ143-101~104・151~155・キサハ144-151の落成時の姿。後者は2001年までに冷房化改造が施され、前者は2012年に廃車されたことで、この姿は消滅した。

苗穂運転所 キハ142-6
苗穂運転所 キハ142-6
撮影場所 苗穂駅周辺   撮影日 2014.08.23
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B12 後期形/新北海道色 [冷房]

キハ143-101~104・151~155・キサハ144-151の冷房化後の姿。現在もこの姿で使用されている。

苫小牧運転所 キハ143-104
苫小牧運転所 キハ143-104
撮影場所 苫小牧駅   撮影日 2020.08.29
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B21 後期形/新北海道色 [整風板]

1996年頃に前面ガラスへの着雪を防ぐ整風板が設置されたキハ143-104の姿。のちに冷房化改造が施され、この姿は消滅した。

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B22 後期形/新北海道色 [整風板][冷房]

冷房化改造後のキハ143-104の姿。改造後も整風板が設置された。のちに撤去され、この姿は消滅した。

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B31 後期形/BBQ色

2004年にバーベキュー列車に充当されたキハ142-12の姿。運行終了後に塗装が変更され、この姿は消滅した。

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B32 後期形/銀河色 [冷房]

「SL銀河」に使用されるキハ143-701・キハ142-702の姿。現在もこの姿で使用されている。

盛岡車両センター キハ143-701
盛岡車両センター キハ143-701
撮影場所 日詰駅   撮影日 2015.08.30
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