
西武鉄道6000系
1.概要
6000系は西武鉄道が1992年から製造した電車である。1998年にかけて10両編成25本が投入された。
2.外観の特徴
製造時期による差異が存在する。1992年から1995年にかけて製造された6101F~6117F(以下、前期形)は車体がステンレス製であり、1996年から1997年にかけて製造された6151F~6155F(中期形)はアルミ製である。また、1998年に製造された6156F~6158F(後期形)もアルミ製であるが、戸袋窓が廃止されている点が特徴である。
改造による変化として、2007年より副都心線対応改造(副都心改造)が施されている。前面を白色に変更し、行先表示器がフルカラーLED式に交換された。2010年にかけて6101Fと6102Fを除く全編成に施された。また、2014年には中期形を対象に戸袋窓が閉塞(戸袋窓閉塞)された。さらに近年は前期形の一部編成で通風器の撤去(通風器撤去)が進行している。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 消滅 | 前期形 |
A02 | 現存 | 前期形 [副都心改造] |
A03 | 現存 | 前期形 [副都心改造][通風器撤去] |
B01 | 消滅 | 中期形 |
B02 | 現存 | 中期形 [副都心改造] |
B03 | 現存 | 中期形 [副都心改造][戸袋窓閉塞] |
C01 | 消滅 | 後期形 |
C02 | 現存 | 後期形 [副都心改造] |
4.各バリエーション解説
A01 | 前期形 |
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前期形の落成時の姿。ステンレス製の車体である。当初は6101F~6117Fがこの姿であった。2007年から2010年にかけて副都心線対応改造が施され、現在は新宿線の6101Fと6102Fのみがこの姿である。



A02 | 前期形 [副都心改造] |
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前期形の副都心線対応改造後の姿。2007年から2010年にかけて、6103F~6117Fに副都心線対応改造が施された。近年は通風器の撤去が進行し、この姿の車両は減少している。



A03 | 前期形 [副都心改造][通風器撤去] |
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前期形の通風器撤去後の姿。副都心線対応改造が施された6103F~6117Fうち、一部編成で通風器が撤去されてこの姿になった。



B02 | 中期形 [副都心改造] |
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中期形の副都心線対応改造後の姿。2007年から2010年にかけて副都心線対応改造が施され、この姿になった。2014年に戸袋窓が閉塞され、この姿は消滅した。



B03 | 中期形 [副都心改造][戸袋窓閉塞] |
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中期形の戸袋窓閉塞後の姿。2014年に中期形の全編成を対象に戸袋窓が閉塞された。現在はこの姿で使用されている。



C02 | 後期形 [副都心改造] |
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後期形の副都心線対応改造後の姿。2007年から2010年にかけて副都心線対応改造が施され、この姿になった。現在はこの姿で使用されている。


