いろかたちに注目する鉄道車両図鑑

東京都交通局10-300形

東京都交通局10-300形

《最終更新》 2018.02.12

1.概要

10-300形は東京都交通局が2004年から製造した地下鉄新宿線用の電車である。10-000形の置き換えを目的として、2006年までに8両編成12本、2013年から2017年にかけて10両編成16本が投入された。なお、8両編成のうち4本は2010年に新製した中間車両を組み込み10両編成に変更されている。

また、本形式の投入により廃車となった編成のうち、経年が浅かった中間車を活用すべく、2004年から2006年にかけて、10-300形に準じた先頭車である10-300R形の12両が製造された。10-300R形は10-000形の中間車両を組み込んだ8両編成6本が存在した。ところが、10-300形の増備により、2017年までに廃車された。


2.外観の特徴

10-300形は製造時期による差異が存在する。2004年から2006年にかけて製造された10-370F~10-480F(以下、前期形)はJR東日本のE231系に準じた車体構造であったが、2013年に製造された10-490F~10-510F(中期形)はJR東日本のE233系に準じた車体構造に変更され、塗装パターンも一部が変更された。また、2015年から2017年にかけて製造された10-520F~10-640F(後期形)は中期形を基本としつつ、側面の窓下に緑帯が追加されている。

一方、10-300R形(300R形)は、10-300形の前期形に準じた車体構造であるが、側面帯が10-000形にあわせたものであることが特徴であった。なお、製造時期による差異は存在しなかった。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 前期形

2004年から2006年にかけて製造された10-370F~10-480Fの姿。E231系に準じた車体構造である。現在もこの姿で使用されている。

大島車両検修場 10-380F
大島車両検修場 10-380F
撮影場所 笹塚駅   撮影日 2009.01.18
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B01 中期形

2013年に製造された10-490F~10-510Fの姿。E233系に準じた車体構造である。現在もこの姿で使用されている。

大島車両検修場 10-490F
大島車両検修場 10-490F
撮影場所 笹塚駅   撮影日 2013.12.01
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C01 後期形

2015年から2017年にかけて製造された10-520F~10-640Fの姿。窓下に緑帯が追加されている点が中期形と異なる。現在もこの姿で使用されている。

大島車両検修場 10-540F
大島車両検修場 10-540F
撮影場所 桜上水駅   撮影日 2018.03.29
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D01 300R形

2004年から2006年にかけて製造された10-300R形の姿。中間車両は経年が浅かった10-000形であり、10-000形にあわせた側面帯が特徴であった。10-310F~10-360Fが存在したが、2017年までに廃車され、この姿は消滅した。

大島車両検修場 10-330F
大島車両検修場 10-330F
撮影場所 笹塚駅   撮影日 2013.02.18
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