いろかたちに注目する鉄道車両図鑑

近畿日本鉄道/大井川鐵道16000系

近畿日本鉄道/大井川鐵道16000系

《最終更新》 2019.05.12

1.概要

16000系は近畿日本鉄道が1965年から製造した狭軌仕様の特急型電車である。1977年にかけて2両編成7本と4両編成1本が投入された。後継車の登場による置換えが進行しており、1997年と2002年には余剰となった2両編成3本が大井川鐵道に譲渡された。


2.外観の特徴

製造時期による差異が存在する。1966年までに製造された16001F~16003Fは左右の前面窓に大型な1枚ガラスを採用しているが、1967年に製造された16004F以降は平面ガラスと曲面ガラスの組み合わせ(以下、分割窓)に変更され、ピラーが設けられた。1974年に製造された16008F以降はスカートが設置され、全車両に普及した。1977年に製造された16009Fは貫通扉に電照式の愛称表示器が設置され、あわせて塗装も従来のオレンジ色をベースに窓回りが青色(●初期色)から、愛称表示器まわりの塗分け線を変更した(旧塗装)が採用され、全車両に普及した。

後年の変化として、1985年から車体更新が施され、外観上は前面幌枠の高さが変更された。また、分割窓を採用していた16004F以降については、同時に大型ガラスに変更された。2016年以降は塗装が変更され、オレンジと白をベースとして窓下に金帯(新塗装)になっている。

大井川鐵道に譲渡された16000系は入線時期による差異があり、1995年に入線した16001Fと16002Fは前面幌枠が撤去(幌枠撤去)されているが、2002年の16003Fは前面幌枠が残置されている。

3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 ●初期色

16001F~16003Fの落成時の姿。大型ガラスの前面窓が特徴である。後にスカートが設置され、この姿は消滅した。

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A02 ●初期色 [分割窓]

16004F~16007Fの落成時の姿。平面ガラスと曲面ガラスが組み合わされた前面窓が特徴である。後にスカートが設置され、この姿は消滅した。

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A11 ●初期色 [スカート]

16001F~16003Fのスカート設置後の姿。後に愛称表示器設置と塗装変更が施され、この姿は消滅した。

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A12 ●初期色 [スカート][分割窓]

16004F~16007Fのスカート設置後および16008Fの落成時の姿。後に愛称表示器設置と塗装変更が施され、この姿は消滅した。

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A21 旧塗装 [スカート][愛称表示器]

16001F~16003Fの塗装変更後の姿。1985年から車体更新が施され、この姿は消滅した。

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A22 旧塗装 [スカート][愛称表示器][分割窓]

16004F~16007Fの塗装変更後および16009Fの落成時の姿。1985年から車体更新が施され、この姿は消滅した。

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A31 旧塗装 [スカート][愛称表示器][車体更新]

車体更新工事後の姿。1985年から1996年にかけて車体更新が施され、この姿になった。現在もこの姿で使用されている。大井川鐵道に譲渡された16003Fもこの姿である。

近畿日本鉄道 16007F
近畿日本鉄道 16007F
撮影場所 道明寺駅   撮影日 2019.05.26
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A41 旧塗装 [スカート][愛称表示器][車体更新][幌枠撤去]

大井川鐵道に譲渡された16001Fと16002Fの姿。幌枠が撤去されている。16001Fは2015年に廃車されたが、16002Fは現在もこの姿で使用されている。

大井川鐵道 16002F
大井川鐵道 16002F
撮影場所 千頭駅   撮影日 2018.04.29
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A51 新塗装 [スカート][愛称表示器][車体更新]

塗装変更の姿。2016年より塗装が変更されている。現在はこの姿で使用されている。

近畿日本鉄道 16009F
近畿日本鉄道 16009F
撮影場所 吉野口駅   撮影日 2018.08.25
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