
阪急電鉄6300系
《最終更新》 2021.12.11
1.概要
6300系は阪急電鉄が1975年から製造した京都線特急用の電車である。2扉で転換クロスシートである。1978年にかけて8両編成8本、1984年に8両編成1本が投入された。2010年までに京都線の定期運用から離脱し、現在は嵐山線用の4両編成3本と「京とれいん」として休日の特急に使用される6両編成1本が存在する。
2.外観の特徴
製造時期による差異は存在しない。改造による変化として、1994年頃より乗務員室の直後に小窓が設置された。また、2008年と2009年には6351F~6353Fを対象としてリニューアル改造が施され、外観上は側扉窓が大型なものに変更された。塗装は全車両がマルーンとアイボリー(●標準色)である。2011年に観光列車「京とれいん」として改造された6354Fは標準色に金銀の装飾(●京とれいん)が施されている。
3.バリエーション一覧
No.
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現状
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特徴 |
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A01 | 現存 | ●標準色 |
A02 | 現存 | ●標準色 [小窓] |
A03 | 現存 | ●標準色 [小窓][側扉交換] |
A11 | 現存 | ●京とれいん [小窓] |
4.各バリエーション解説
A02 | ●標準色 [小窓] |
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小窓の設置後の姿。1994年頃より乗務員室の直後に小窓が設置された。2008年以降に廃車またはリニューアルされ、この姿で残るのは正雀工場で保管されている6350号車のみである。

阪急電鉄 6357F
梅田駅
2007.04.20


A03 | ●標準色 [小窓][側扉交換] |
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リニューアル改造後の姿。2008年と2009年に6351F~6353Fを対象としてリニューアル改造が施され、側扉窓が大型なものに変更された。

阪急電鉄 6353F
桂駅
2021.08.01


A11 | ●京とれいん [小窓] |
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観光列車「京とれいん」の姿。2011年に6354が観光列車「京とれいん」の専用車両として改造され、塗装が変更されている。

阪急電鉄 6354F
茨城市駅
2018.06.17

