
三木鉄道/ひたちなか海浜鉄道ミキ300形/樽見鉄道ハイモ295-610形/北条鉄道フラワ2000形
概要
ミキ300形は三木鉄道が1998年から製造した気動車である。2002年にかけて3両が投入された。2008年の三木鉄道廃止後は樽見鉄道、北条鉄道、ひたちなか海浜鉄道に売却された。樽見鉄道ではハイモ295-610形として、北条鉄道ではフラワ2000形に編入されて使用されている。
フラワ2000形は北条鉄道が1999年から製造した気動車である。2001年までに2両が投入された。また、2008年に三木鉄道から購入したミキ300形を編入し、計3両が存在する。
外観の特徴
ミキ300形とフラワ2000形の基本構造は同一であるが、フラワ2000形はスカートが設置されているのに対し、ミキ300形はスノープロウを装備するためにスカートは設置されていない。また、ミキ300形は乗務員室助手席側に小窓が設置されている。
ミキ300形の塗装は白を基調に赤と水色の帯(以下、●三木鉄道色)であり、売却後もこの塗装で使用されていた。ひたちなか海浜鉄道は現在もこの塗装で使用している。樽見鉄道では2014年に赤と白の広告塗装(●CCNet色)に変更された。北条鉄道はフラワ2000-1が赤を基調とした塗装(●北条赤色)、フラワ2000-2が青を基調とした塗装(●北条青色)、ミキ300形を編入したフラワ2000-3が緑を基調とした塗装(●北条緑色)である。
バリエーション一覧
No.
|
現状
|
特徴 |
---|---|---|
A01 | 現存 | ●三木鉄道色 |
A11 | 現存 | ●CCNet色 |
B01 | 現存 | ●北条赤色 [スカート] |
B02 | 現存 | ●北条青色 [スカート] |
B03 | 現存 | ●北条緑色 |
各バリエーション解説
A01 | ●三木鉄道色 |
---|
ミキ300形の落成時の姿。三木鉄道で使用されていたときはこの塗装であった。樽見鉄道では2014年まで、北条鉄道では2012年まで、ひたちなか海浜鉄道では現在もこの塗装で使用されている。



B13 | ●北条緑色 |
---|
北条鉄道のフラワ2000-3の姿。2008年にミキ300形から改造され、2012年にこの塗装に変更された。現在もこの姿で使用されている。


