いろかたちに注目する鉄道車両図鑑

大阪市交通局20系(1代)/10系/10A系

大阪市交通局20系(1代)/10系/10A系

《最終更新》 2019.05.04

1.概要

20系は大阪市交通局が1973年に製造した電車である。谷町線の急行運転を目的とした試作車として4両編成1本が投入された。後に谷町線の急行運転の計画は中止となり、1975年に10系への改番と中間車6両を製造のうえ、8両編成1本として御堂筋線に投入された。1979年から1989年にかけて10系量産車が製造され、9両編成26本として御堂筋線で使用された。

1995年から1996年にかけて10両編成化が実施され、10両編成23本に組成変更と試作車を含む一部車両に廃車が生じた。1998年からは更新工事が施され、2007年以降はVVVF制御装置への更新で10A系となった。2011年より10A系以外に廃車が生じている。


2.外観の特徴

製造時期により差異が生じている。1973年に20系として製造された試作車(以下、試作形)は前面中央の縦柱と前照灯が特徴である。1979年から1984年に製造された車両(前期形)は前面デザインが変更され、1986年から1989年に製造された車両(後期形)は側面窓フレームの縮小と側扉フレームの廃止が特徴である。

塗装は20系が無塗装(無塗装)であったが、10系では全車両が赤帯(御堂色)であった。後の更新工事と同時に赤色と白色の帯(更新色)に変更され、VVVF化された10A系は前面に3本の白帯が追加(更新色2)された。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 試作形/無塗装

20系の落成時の姿。1975年に10系に改造され、この姿は消滅した。

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A02 試作形/御堂色

10系試作車の姿。1975年に20系から改造され、この塗装に変更された。1991年に廃車され、この姿は消滅した。

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B01 前期形/御堂色

1979年から1984年に製造された10系量産車の落成時の姿。更新工事の施工と廃車により、2011年までにこの姿は消滅した。

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B02 前期形/更新色

1979年から1984年に製造された10系量産車の更新工事後の姿。1998年から2003年にかけて更新工事が施された。廃車により数を減らしているが、現在もこの姿で使用されている。

中百舌鳥検車場 1113F
中百舌鳥検車場 1113F
撮影場所 西中島南方駅   撮影日 2018.06.24
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C01 後期形/御堂色

1986年から1989年に製造された10系量産車の落成時の姿。2011年までに更新工事が施され、この姿は消滅した。

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C02 後期形/更新色

1986年から1989年に製造された10系量産車のの更新工事後の姿。2003年と2004年に1117Fと1118Fの2編成に更新工事が施された。後に更新された編成はVVVF化改造が併施されたため、更新工事のみが施されたのは2編成のみであった。2008年にVVVF化改造が追加で施され、この姿は消滅した。

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C03 後期形/更新色2

更新工事とVVVF化改造が施された10A系の姿。2007年から2011年にかけて後期形を対象にVVVF化改造が施された。前面の3本ラインが特徴である。現在もこの姿で使用されている。

中百舌鳥検車場 1119F
中百舌鳥検車場 1119F
撮影場所 西中島南方駅   撮影日 2018.06.24
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